一攫千金の代わりに小さな幸せをどうぞ

私の父は、毎年一攫千金を願って、年末ジャンボやサマージャンボ宝くじを買います。



娘の私はというと、毎年父がはずれてがっくりしている姿を見ているので、宝くじを買うなんてお金の無駄と思っています。現在35歳ですが、スクラッチでさえ一度も買ったことがありません。本当に無駄だと思うからです。



父は末当の300円のくじを子供の頃から私にお小遣いとして渡してくれました。最初はラッキーなんて思っていたのですが、子供心に毎年はずれる父がかわいそうだと思い、父に内緒で貯金箱に貯めていました。



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五千円くらい貯まったときに、焼肉に行きたいと連れて行ってもらい、お会計の時に小銭だらけの貯金箱をどんっとレジに置きました。「お父さんの宝くじ当たったやつ、貯めてたからこれで払って!」というととてもびっくりしていました。実際、五千円では足りず、しかも小銭だらけだったので父が払いましたが、私がこのためにコツコツ貯めていたと知って、とても喜んでくれました。



宝くじは当たらないけど、父親思いの良い娘に恵まれたことは幸運だと言ってくれました。



今でも当時のことは嬉しかったと言ってくれますが、貯金箱をレジにどんっと出したのが、相当おもしろかったそうです。